About会社情報

当社について

東京高速道路株式会社は、
不動産賃貸事業、
自動車道事業の運営と、
既存施設の上部を歩行者中心の
公共的空間に再生する事業に取組む
民間企業です。

東京都心部を走る全長2km余の自動車専用の道路と、道路下にある賃貸スペース(14棟のビル)を管理運営してきました。

当社は、戦後、日本が経済成長を遂げていくためには道路網の整備が不可欠であると考えた財界人23名が発起人となり、銀座の復興と飽和点に達した自動車交通量の緩和を目的に、1951(昭和26)年12月に設立された、70年以上の歴史を持つ会社です。銀座地区における交通緩和に寄与するとともに、都市高速道路網の一環としての公共的な役割を担う全長2km余の自動車専用の道路と、道路と一体構造の14棟の賃貸スペースを管理運営してきた会社です。

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日本初の民間活力による自動車専用の道路を無料で一般に供用した会社です。

民間企業である当社による自動車専用の道路の建設は、「道路下を賃貸スペースとし、その賃貸収益を道路の建設費と維持管理費に充て、無料で一般に供用する」という、今日のPFI(Private Finance Initiative)の先駆けともいえる、当時としては画期的な事業スキームによって実現したものです。1952(昭和27)年8月、当時の運輸・建設両省から、道路運送法に基づく自動車道事業(一般自動車道)免許を取得し、翌1953(昭和28)年8月に建設に着工。銀座周辺の外堀、汐留川、京橋川の一部を埋め立てて建設した、日本初の民間活力による無料の自動車専用の道路は、13年の歳月をかけて完成し、1966(昭和41)年7月に蓬莱橋から新京橋間の全線供用を開始しました。

「車から人へ」。新たな道を未来に繋げる第二の創業期を迎えます。

全線供用から55年を経た2021(令和3)年3月、東京都の「東京高速道路(KK線)再生方針」により、東京高速道路は、現在の自動車道から歩行者中心の公共的空間に転換するという方針が示されました。更に、2022(令和4)年3月、東京都の「東京高速道路(KK線)再生の事業化に向けた方針(中間まとめ)」において、施設所有者である当社を整備、管理運営主体とすることを基本とする方針が示されました。これを受けて、当社は、都市計画提案に向けた検討、手続きを開始し、2023年12月、都市高速道路第8号線(KK線)の廃止、東銀座出口を都市高速道路第1号線に編入する都市計画決定、東京高速道路(KK線)の上部空間を「主要な公共施設(広場)」とする都市計画が決定されました。2025年4月のKK線廃止後、施設上部の用途が自動車道から遊歩道へと生まれ変わっても、当社は「不動産賃貸事業の収益により一般供用する事業会社」としての使命を担い、進化し続けます。

川から自動車道、そして遊歩道へ

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1958(昭和33)年、建設前の土橋から新橋方面の様子
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1963(昭和38)年に竣工した西土橋ビルを土橋方面からみた様子(KK線廃止前)
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2023(令和5)年に開催した「銀座スカイウォーク」の様子

施設紹介

高架施設の下部が賃貸スペースというユニークな施設です。

当社の施設は、千代田区、中央区、港区の区境に位置しています。
鉄筋コンクリート造りの14棟の賃貸スペース上部と13の橋梁が繋がる2㎞余のユニークな構造です。当社では14棟の賃貸スペースを「ビル」と称していますが、14のビル名は、埋め立てた河川に架かっていた橋名にちなんで名付けたものです。

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構造図 ※歩行者中心の公共的空間に再生
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上部空間から見える景色
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高架施設下部には14棟の賃貸スペース
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日本を代表する商業地、銀座に立地

都市計画決定の概要

上部空間の都市計画上の位置付け

既存施設上部の都市計画上の位置付けが、「都市施設(道路)」から「主要な公共施設(広場)」に変更されました。

※下記の表は横にスクロールしてご覧ください

  種類 名称 幅員 延長 面積 備考 整備主体※1 所有者 管理者
主要な公共施設
の配置及び規模
広場 広場 約30,000㎡ 新設(道路上空を含むデッキレベル、
縦動線、デッキ上の歩行者通路を含む)
民間(所有者、
開発事業者※2
民間(東京高速
道路株式会社)
民間(東京高速
道路株式会社)

※1:整備主体については、今後の協議により決定する。

※2:開発事業者等には、周辺まちづくりの開発事業者も含む

首都高速道路の地下化や周辺まちづくりの状況に合わせて段階的に都市計画手続きが進められています。

【STEP1】都市計画のイメージ
(令和5年1月:都市計画決定)
  • 有楽町・銀座・新橋周辺地区地区計画(再開発等促進区)の決定
    → KK線+京三東エリア(京三東のみ地区整備計画を策定)
  • 日本橋・東京駅前地区地区計画の変更
    → 京三東範囲を区域より除外
  • 高度利用地区(銀座地区)地区計画の変更
    → 促進区の除外規定を追加
  • 京三東地区(都市再生特別区、再開発事業)の決定
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【STEP2】都市計画のイメージ
(令和5年12月:都市計画決定)
  • 高速8号線(KK線)の廃止 東銀座出口を都市高速道路第1号線に編入
  • 有楽町・銀座・新橋周辺地区地区計画(再開発等促進区)の変更
    → 地区整備計画範囲をKK線に拡大、主要な公共施設等に位置付け
    ※広場(縦動線を含む)
  • 銀座地区地区計画の変更
    → 地区整備計画範囲を既存地区計画区域より除外
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ビルの概要

  • 所在地:東京都中央区銀座(1丁目から8丁目まで全14ビル)
  • 竣工:1954(昭和29)年~1966(昭和41)年
  • 構造:鉄筋コンクリート
  • 階数:地上2階、地下1階(一部地下2階)
  • 建物面積(延床面積):97,000㎡
  • 主要用途:ショッピングセンター、オフィス、駐車場等
ビル名 竣工 主なテナント
東新橋ビル 1963(昭和38)年 銀座ナイン3号館
西新橋ビル 1963(昭和38)年 銀座ナイン2号館
東土橋ビル 1961(昭和36)年 銀座ナイン1号館
西土橋ビル 1956(昭和31)年 飲食、オフィス等
山下ビル 1954(昭和29)年 銀座コリドー等
南数寄屋ビル 1957(昭和32)年 銀座ファイブ
北数寄屋ビル 1958(昭和33)年 NISHIGINZA等
ビル名 竣工 主なテナント
南有楽ビル 1958(昭和33)年 銀座インズ1
中有楽ビル 1958(昭和33)年 銀座インズ2等
北有楽ビル 1959(昭和34)年 銀座インズ3等
紺屋ビル 1959(昭和34)年 飲食、駐車場等
西京橋ビル 1966(昭和41)年 飲食、駐車場等
東京橋ビル 1966(昭和41)年 店舗、駐車場等
新京橋ビル 1966(昭和41)年 オフィス等

道路(東銀座出口)の概要

  • 路線延長:121.427m
  • 道路運送法に基づく一般自動車道(自動車専用の道路)
  • 通行料無料
  • 東銀座出口を都市高速道路第1号線に編入する都市計画決定
    (2023年12月)
  • 起点:東京都中央区銀座一丁目(新京橋)
  • 終点:東京都中央区銀座一丁目(東銀座出口)
地域活動への参加
銀座地域の各種団体に所属し、団体が主催する様々な活動の運営に協力、参加しています。
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    クリーンデー(清掃)活動
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    銀座八丁神社めぐり
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    ゆかたで銀ぶら
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    銀茶会
地球温暖化対策報告書の公表
当社では、東京都の「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」に基づき、「地球温暖化対策報告書」を東京都に提出しています。
当社の「地球温暖化対策報告書」はこちらからご覧ください。
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